1.調査目的 現場における情報活用は、国土交通省の推進するCALS/ECの進展をはじめとする社会情勢の変化により、ますます重要な項目となっている。とりわけJV現場における情報活用は、情報活用環境の異なる複数の建設業者が共同で取り組む必要があるが構成企業間で共通認識を持つのに難しい状況にある。 2.調査概要
3.調査内容
4.アンケート結果 以下に抽出された課題・問題点についての集計結果をのせる。 4−1.JVネットワーク構築サポート状況 @JV現場ネットワーク構築に関する社内標準のない会社が63%である。
AJV現場のネットワーク構築をサポートする組織が無い会社が52%である。
4−2.「JV現場ネットワーク構築と運用ガイドライン」の利用状況 @ガイドラインを知らない会社が多い(管理部門は知っているが、現場まで浸透していない)
Aガイドラインの利用に関しては、前質問で「ガイドラインを知っている」管理部門60社中37社(62%:全体で43%)が何らかの形で利用している。
4−3.JV現場ネットワーク構築の実態 @ネットワークに関する事前打合せは、全体で59%の現場で実施されている。
Aネットワーク管理者に関しては、会社としては指導していないが、現場としては必要に応じ担当を決めているようである。
Bインタネット接続に関しては58%の会社が直接接続を許可している。
CSBのインターネット接続関しては、自社独自回線・JV共通回線・SP会社の回線の順となっている。また、少数ではあるが、使用できないとの回答も13社(4%)あった。
DSBの自社イントラへの接続経路については、自社のイントラへは接続できないところが多くある。
4−4.ウイルス対策 @対策ソフトの導入はかなり進んでいる。
Aウイルス対策の日常的管理は、利用者に任されている状況である。
5.考察とまとめ 5−1.JV現場のネットワーク管理の現状 JV現場のネットワーク管理は、業界として最低限守っていきたいルール、効率化を図るために協力していきたいモデルに対して、十分に達成できていない状況にある。その原因は、現場の権限者や利用者がネットワーク管理の重要性を十分に理解していないこと、ITの専門部門を持たない会員会社の知識レベルが現在の技術レベルに追随できていないことが上げらる。 5−2.JV現場ネットワークガイドラインについて 業界のモデルとしてガイドラインを策定し、配布・教宣して来たが、その認知度は思いの他低いことがわかった。また、活用に至ってはさらに低い状況である。その原因は、広報方法の問題、ガイドラインの読み手が明確でない編集方法などが上げられる。 5−3.ガイドラインの内容について ガイドライン策定時点では、「インターネットへの接続は社内ネットワークを経由する」形態を推奨していたが、実態として「インターネット直接接続」を思いのほか多く利用していることが判明した。ガイドラインの価値が薄れないように、こういったガイドラインの策定方針と現実のギャップを解消するため、技術の発展に合わせて、検討・改訂する必要がある。 5−4.ウィルス対策について ガイドラインをはじめ、各種の教宣活動により、ウィルス対策ソフトの導入は、かなり達成できている。しかし、導入後のフォロー、たとえばパターンファイルの更新などは、まだ十分に実施されておらず、現場のウィルス感染の危険度は依然として高い。現場の利用者に対して、ウィルスの危険度を十分に知らしめ、導入だけでなくその後の運用も確実に実施する習慣を確立することが必要である。 6.今後の取組み (1) ガイドラインを現在の技術レベル、運用レベルに照らして見直し、改訂版を発行する。その際には、読み手を意識した編集とし、出来るだけ事例などを提示して、専門家以外の人でも活用できるようにする。 7.参考資料 以上
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